哲学の名著はこれだ!【最強の名著10選】

人文科学

こんにちはロウシです。

いつも記事を一読してもらってありがとうございます。

哲学の本の名著って何なのでしょうか?

哲学書を読んでると、読解力がめちゃくちゃつきます。

私はまともに読書を始めたとき結構苦労しました。

どんな本を読んで良いのかわからないからです。

今回は哲学好きの私が哲学の入門級、初級、中級、上級といったかたちで哲学の名著を10冊紹介します。

哲学に関心がある人は参考にしてください。

この記事でわかるのはこういったことです。

  • 初心者におすすめな哲学本
  • 中級者におすすめな哲学本
  • 上級者におすすめな哲学本
  • 超上級者におすすめな本

入門級

哲学を全く知らない人用の本です。

わかりやすいが、内容は深い。

ここの本で興味をもった哲学者の解説書を読んでいくとすごく知識が深まります。

田中正人『哲学用語図鑑』

私が初心者に一番のおすすめしたい本はこの『哲学用語図鑑』です。

この本はとにかくイラストが豊富で、わかりやすいです。

そして哲学史の本でもあるので流れが非常にわかりやすいです。

私が知る入門書ではこれが一番良い本です。

私はこの本から哲学に入門しました。

この本のシリーズの『社会学用語図鑑』もめっちゃいい本です。

サンデル『これからの「正義」の話をしよう』

この本はアメリカの政治哲学者のマイケル・サンデル氏の一般向けの哲学書です。

哲学書なのにベストセラーになったりした本です。

この本のテーマはずばり「正義」とは何か。

トロッコ問題や、妊娠中絶などの倫理問題を哲学者にからめて解説してくれています。

この本を読みながら自分で正義について考えるとすごく勉強になりますし、哲学的な考えを学ぶ事もできます。

初級

哲学史をざっくり知っている人向けの本です。

先程紹介した本のあとに読むといいとおもいます。

哲学を知らなくても普通に読めます。

哲学書がどういうものか知るのにおすすめ。

プラトン『ソクラテスの弁明』

この本はあの有名なプラトンが書いた本です。

『ソクラテスの弁明』は一番読みやすい哲学の古典です。

あらすじは、ソクラテスが死刑を言い渡されて弁明するといったかんじです。

あの有名な無知の知(正確には不知の自覚といったほうがいい)についてもでてきます。

『ソクラテスの弁明』は訳が無数にありますが、光文社古典新訳文庫の訳が手に入れやすく、わかりやすいのでおすすめです。

デカルト『方法序説』

この本は座標を開発した事で有名なデカルトの著作です。

この本も『ソクラテスの弁明』と同じく読みやすいです。

学問をする上での考え方などを教えてくれます。

例えば、しっかり定義するなどです。

哲学を学ぶには避けて通ることはできない本です

『老子』

ここで少し東洋の哲学書も紹介しておきます。

この『老子』は私がトップクラスにすきな本です。

名言集のような感じですごく読みやすいです。

「大道廃れて仁義あり」や「大器晩成」といったことばで有名です。

ものすごく世の中の本質をついている本です。

二千年以上まえの本とは思えません。

哲学的な洞察を知るにはうってつけの本です。

中級

このあたりから少し難しくなってきます。

ネットで調べながら読まないとむずかしい。

だがゆっくり読めば理解できます。

ルソー『社会契約論』

言わずと知れた政治哲学の名著です。

政治哲学を知りたいなら避けられない名著です。

現代の民主主義の根幹の思想の本です。

すこしむずかしいですが、現代人は皆読むべき本だと思います。

オルテガ『大衆の反逆』

現代の大衆社会を予言したかのような本です。

大衆と貴族を個人の精神で分類するという新しい試みが行われている本です

政治哲学の名著です。

現代の大衆社会について考えるには必須といえるほど重要な本です。

一度は読んでおくべきでしょう。

上級

めちゃくちゃ難しいです。

解説書を4、5冊読んでから読まないと理解できません。

ただ内容はすごくおもしろいです。

カント『純粋理性批判』

この本は大哲学者カントの代表作です。

人間の理性の限界を示した名著です。

内容はおもしろいですが、めちゃくちゃ難しいです。

初心者には絶対おすすめしません。

この『純粋理性批判』は哲学を本気で知るには絶対にさけて通れません

ただヤバいぐらい難しいので解説書を大量に読んでから読みましょう。

フーコー『監獄の誕生』

この『監獄の誕生』は権力論の名著です。

権力がどう変化してきたかを歴史をとおして描いています。

権力は死の権力から生の権力に移り変わっているといった内容です。

パノプティコンという概念はあまりにも有名だと思います。

フーコーの権力論はすごくおもしろいので一度は読んでみるべきです。

神レベル

おそらくほとんどの人がよくわからないと思います。

私もなんとなくしかわかりません。

難解とかのレベルじゃないです。

ハイデガー『存在と時間』

私が読んだ哲学書で一番難解な本です。

これを理解できる人は頭がおかしいです(笑)。

むずかしすぎて、何が難しいかすら分かりません。

ただ名著なことはまちがいないです。

死の先駆などはおもしろい概念です

ただ異様に難しいです。

この本を読んで内容が、すこしでもわかれば十分すごいです。

まとめ

今回は哲学のおすすめ本についての記事でした。

ここで紹介した本はどれも名著ですので

ご興味があればぜひご一読ください。